「聞き入る文化」の創造
今の日本は、ビジュアル中心の社会といえます。中身よりも外見の美しさや面白さが評されます。また、電子メールなどの普及によって、声を聞くことは少なくなり、コミュニケーションは表面的なものに変わりつつあります。
「中身よりも外見」という価値観や、希薄化するコミュニケーション。こうした現状を打開するため、人の話や様々な音をじっくり聞く文化、つまり、「聞き入る文化」が求められています。オトバンクは、「聞き入る文化」を創造し、ビジュアルだけではなく中身も評価される社会にしたいと考えています。
究極のバリアフリーの達成
今や必需品となった携帯電話の操作から、新聞、雑誌…これらは全て視覚によって情報を入手します。現在のビジュアル中心の社会は、視覚障害者や高齢者といった目が不自由な人たちにとって、非常に暮らしにくいといえます。
視覚に頼らなくても楽しめる音声コンテンツが普及することによって、目が不自由な人たちにとっても暮らしやすい社会が創造される。これがオトバンクが考える、目が不自由な人への究極のバリアフリーなのです。
出版文化の振興
近年、出版業界は不況だといわれています。事実、書籍の売り上げは低下し、若年層の読書離れが深刻化しています。この状況は、良書に触れる機会を少なくし、私たちが守るべき文化を衰退させているともいえます。
より豊かな文化、そして社会を再生し、繁栄させるために、出版文化の振興は重要です。オトバンクは、出版の振興に寄与し、豊かな社会を創造したいと願っています。